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病気のこと

大腸ガンと、潰瘍性大腸炎と。

(画像は本文とは関係ありません)

こんにちは、ソロリです。

今日の記事はあまり明るい内容ではなくてちょっとシリアスな内容なので、そういう気分じゃない人は飛ばしてください(。-_-。)

昨日寝る前に Twitter を開いたら、ある漫画家さんが亡くなったという訃報がタイムラインに流れてきました。

ひるなまさんという漫画家さんです。

ひるなまさんの旦那さんが Twitter でひるなまさんが天国に行かれたことを知らせてくださっていて、その訃報を見た瞬間にズドンと心を撃たれたようなショックを受けてしまいました。

あまりにも落ち込みすぎて動けなくなり、ボーッと天井を眺めていたら朝の4時半になっていて。

そこから寝て、今日は起きたらお昼過ぎでした。

ひるなまさんは大腸ガンで、検査で大腸ガンがわかったときのことを含めて闘病生活を漫画にしていたんですね。

重い感じというよりも、誰でも読みやすいようにコミカルに描かれていて、一気に全巻読んでしまったほど。

前にもチラッと書いたけど、私は潰瘍性大腸炎という難病持ちです。

潰瘍性大腸炎の患者は大腸ガンになるリスクが高いらしいんですね。

潰瘍性大腸炎の発症からの期間が長くなると、大腸がんのリスクが高くなることが知られています。 欧米の報告では、潰瘍性大腸炎患者さんで大腸がんが発生する割合は、診断からの経過年数が10年で1.6%、20年で8.3%、30年で18.4%と、年数が経過するほど高くなる傾向がみられました。

引用元:潰瘍性大腸炎がたどる経過 – UC Tomorrow

しかもね、私には同い年のいとこが 2 人いるんですけど、1 人は 33 才の頃に大腸ガンで亡くなりました。

もう 1 人は大腸ガンのステージ 3 で今も闘病中。

叔父も大腸ガン。

間違いなく大腸ガン家系なので、ふとした瞬間にものすごく恐怖が湧いてきます。

ひるなまさんの闘病マンガを読んでいるときは、受け入れやすくコミカルに描かれていたんですね。

だから心のどこかで「この人はこのまま元気になれるんじゃないか」と勝手な希望を抱いていました。

でも、現実は淡々とやってくるものなんだなって。

これが現実というものなんだと突きつけられて、昨日の夜は呆然としたままボーッと過ごしていましたね。

ひるなまさんの訃報が悲しいのと、でもそれだけじゃなくて。

なんだろう。

逃れられない恐怖と、自分の甘い考えを打ち砕かれたようなショックですかね。

ただショックというよりは、ひるなまさんがこのまま元気になってほしいという願いがもう叶わないことが確定したことへの絶望感と、悲しさと、とにかく胸のあたりがグッと苦しくてたまりませんでした。

他人事じゃない現実に直面したというのもあります。

はぁ…と何度も何度もため息が出て止まりませんでした。

なんで、こんなに、どうにもならないんだろう。

治ってほしい人が治らないのはどうしてなんだろう。

どうして病気なんてものが存在するんだろう。

そんなことばかりをグルグルと考えていた気がします。

ふと気づいた自分の考え

このタイミングで気づいたことがありました。

いつ死んでも後悔がないように、今を全力で生きようっていう考え方がありますよね。

誰かが亡くなるたびに、こういう声を聞きます。

ひるなまさんの訃報を聞いて、「今日この瞬間から全力で生きよう」という考えになるのかな…なんて漠然と考えていました。

でも、「いや、私はならないな…」って。

私、後悔しないように全力で突っ走るような生き方を望んでいないんだなぁと思いました。

後悔することを望んでいるわけではないし、後悔せずに生きられるならそれが一番です。

でも、いつ死んでもいいように全力で生きるとか、私は精神力も身も持たない。

できる限りのほほんと生きていたいし、ボーッとする時間だって必要だし、自分のペースを大切にしながら生きて、もし後悔することがあるならそれも受け入れるしかないんだろうなって。

全力で突っ走ったとしても、もっとのんびりすればよかったと後悔するかもしれないし。

全力で生きるというよりも、自分が納得のいく時間の過ごし方を選んでいくのがいいんだなと思います。

一時期ね、「明日死んだら後悔するだろうから、誰かに嫌なことをされても私が先に折れて相手と仲良くしよう」と思って生きていたことがあったんです。

明らかに相手が悪いことでも、なぜかこちらが謝る。

丸く収めることが平和で良いことだと思っていたんですよね。

自分の気持ちを無視して嫌なことを我慢したところで、何も丸く収まっていないんですけど、そのことに気づいていませんでした。

表面的なことばかりに囚われて。

でも結局は自分の中に不満が溜まって、我慢した分心の中に歪みが生じます。

無理をしたら必ずどこかにおかしなところが出てくる。

後悔しないようにと思ってやってきたことが自分にとっては逆効果だったという過去の失敗があるので、今の自分が納得するならそれが一番だし、それで失敗したら仕方ないと思って生きるようになりました。

自分のペースで生きたいように生きて、後悔も人生の一部だと思っていけるならそれでいいのかなって。

取り返しのつかないような後悔だけはしないように、物事の優先順位をつけていかなきゃいけないな、とはすごく思います。

私はぐうたらだしのんびり過ぎるところがあるけど、「これが自分だ」と受け入れてしまっていい部分はこのまま進んで、これはさすがに正していかないとマズいぞって思う部分は修正していきます。

最後になりますが、ひるなまさんのご冥福をお祈りいたします。

闘病生活を乗り切った今、ひるなまさんが安らかにゆっくりと休めるといいなと思います。

ひるなまさんの闘病マンガ

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